2006年ウイグルの旅 1*旅の始まり

ああ、旅に出たいですね。(2021年8月現在の嘆き)

旅に出ることができるのはまだまだ先になりそうなので、noteで公開している旅の記録をこちらに加筆転載しようと思います。無職旅さんを知って、これまでの旅を公開するのも意義あることだなと思った次第です。(無職旅さんのYouTubeチャンネル、ものすごく面白いです)
ということで、まずは2006年ウイグルの旅について。以前書いた記事の詳細版にあたります。

8月22日から1日1記事目指して更新します。それではお楽しみください。


はじめに

大学の先生や研究仲間と新疆ウイグル自治区を訪れたのは2006年夏であった。

私は、というか私も、NHK特集「シルクロード」でこの地域にあこがれたクチである。
このノートは2006年に新疆ウイグル自治区の南疆、タクラマカン砂漠を時計回りに旅した風景を紹介する。


上海からウルムチへ

 我々は福岡を出発し上海浦東空港へ入り、そのまま1時間かけて虹橋空港へ移動、搭乗締め切り時間ギリギリにウルムチへ向かう飛行機に飛び乗った。(1時間で浦東→虹橋への移動、搭乗は時間が足りなさすぎます。ご注意ください)

 ウルムチへのフライトは5時間半ほど。イスラーム地域への旅が初めてだった私には、ハラールの機内食も珍しかった。

「清真(チンジェン)」がイスラームのしるし。
「清真寺(チンジェンスー)」というとモスクを指す。

飛行機が下降を始め、そろそろウルムチ到着というところで見た景色を2枚。1枚は進行方向に向かって右側(北側)。

地面に見える模様は砂に風が描いたもの。そこに雲の影が映っている。さて、と左(南側)を見るとこの景色。
雪を冠した天山山脈が連なっている。遠目にも険しい山肌を確認できる。

左右の景色がここまで異なる場所に来たことも初めてで、まさに異境に来たのだという感を強くした。


果物のおいしい場所

新疆旅行から14年経って、新疆の印象はと尋ねられたならば……様々な印象があるが、やはり「果物がおいしい」という印象はかなり強い。

ハミ瓜は有名ですね。
新疆はブドウの産地、ワイン生産も盛んだ。
梨は日本の梨のようなシャリシャリしたものではなく、西洋梨のたぐい。ねっとりと甘い。

ほかにも西瓜、イチジク、桃など様々な果物がすべておいしかった。降水量が(日本より)少ないから甘さが凝縮するのだろうか。


長い旅のはじまり

我々はバスをチャーターしてウルムチから天山山脈を越え、トルファンへと向かった。そこから交河故城・高昌故城見学、コルラ、輪台、沙漠公路でタクラマカン砂漠を縦断してニヤ、ホータン、カシュガル、そこから砂漠の北側を通ってアクス、キジル千仏洞見学、そしてウルムチへという長い旅が始まったのだ。

(続く)


©️のんびりアジア旅 Nonbiri Trip by 六華
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