※この記事は、私のnote記事から転載したものです。
ウルムチを出発してタクラマカン砂漠を時計回りに一周、ついにウルムチに帰ってきた。旅も終わりに近づいてきた。
コルラを出発してウルムチへ

コルラを出てしばらく行くと、

再び天山越え。

ごろごろした岩の景色。


この山を越えたら、


風力発電設備があった。
平地の向こうに背の高いポプラが見え、ウルムチの町がはっきり視界に入ってきたとき、ほんの数日しか滞在していなかった町なのにとても懐かしくなった。
天山天池
ウルムチでは2泊する。
ウルムチの観光地といえば、天山天池。ボゴダ峰の中腹にあり、周の穆王が神話の登場人物、西王母にもてなしを受けたとされる場所だ。それにまつわる李商隠の漢詩「瑶池」が知られる。

ここはカザフ族が昔から住んでいる場所であり、現在でも馬に乗ったカザフ族の人が羊の群れを追って暮らしている。

羊たちはこのように道をふさぐが、

彼らの棲み処に勝手に車を乗り入れているのはコチラ側なので、我慢してゆっくり行くのである。
そして、天山天池に到着。

標高が1980メートルで、寒い。残念ながら曇り空だったが、幽玄なる雰囲気を楽しむことができた。ここは、周の穆王が西王母と会ったという場所である。
ニンジンスープ
天池でお昼ご飯をと入ったお店で、衝撃的なものが出された。
観光地の食事は高くてあまりおいしくない、ということは良くある話だ(もちろん安くておいしいもの、場所もたくさんあるが)。ここは残念ながら高くてあんまり……というところだった。

ポロは、まあちょっとべちょっとしていた、そういう感じ。
ニンジンスープが……。
ニンジンスープが……。
こんなんでした

ニンジン大きくないですか……?
……。
まあ、とはいえ、そこそこ温かいものをおなかにいれ、我々はウルムチの町に帰ったのだった。


帰りも羊に囲まれつつの道中だった。

ウルムチに帰った次の日、私を含めた3人が別行動で敦煌に向かった。それはまた次のおはなし。
(続く)
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